天然皮革の特徴と、ご注文にあたってのご注意
2023.07.03
天然皮革独自のシワや傷
動物として生活していた名残が、革になったときにも模様となって残っています。代表的な血筋、シワ(トラ)、傷、シボの4つを取り上げてご紹介します。
血筋
皮膚の下の血管の痕で、葉脈や稲妻のように筋状に模様になっています。表面加工をあまりしていない商品ほど、はっきりと模様が現れます。
シワ(トラ)
特に首のまわり、腹、背中などの、シワが寄りやすい部位の革で見られます。染色した時に周囲より濃くなり、グラデーションのように美しい色ムラとなることもあります。
傷
動物同士の喧嘩やケガでできた、擦り傷や切り傷の跡です。細かく爪で引っかいたような傷や、長い引っかき傷もあります。
シボ
肌の凹凸のことです。毛穴の密度がシボの大小になります。1枚の革の中にも粗密の差があったり、ぼこぼことした手触りのものもあります。
革製品のご注文にあたって
当店では1点1点検品をしており、商品として問題が無い良品を販売しております。上記のような特徴のある革をお届けすることがございますが、同じものが2つと無い、革の個性としてご理解いただければ幸いです。「シワの加減が思っていたものと違う」、「傷の位置が気になる」など、商品にご納得いただけなかった場合、お客様ご負担での返品となりますのでご了承ください。